伊達政宗の諜報部隊とされている。足の脛(すね)に黒の革脚絆を巻いていたことからそれを組の印として、黒脛巾組と呼ばれるようになった忍者の集団を調べています。今日は参考史料を調べていく回です。
・何の本の参考史料か
・伊達世臣家譜とは
・書いてあったこと
・まとめ
何の本の参考史料か
飯田勝彦氏の著作で、仙台のあづま書房から1985年2月に出た「伊達軍団の弓取りたち」の参考史料に載っていました。
阿部安定について、わかるかもしれないと思って見ていきます。
伊達世臣家譜とは
『伊達世臣家譜』は、6代藩主・宗村の命で作成を始め、一門から太刀上までを編纂して『世臣家譜略記』とした。その後、7代藩主・重村の時に召出から平士を編纂したものと合わせて完成となった。全17巻。
さらに『伊達世臣家譜 続編』というのがあり『伊達世臣家譜』の更新版で文政七年(1825)までの追加情報。続編・31巻32冊、続編乙集・17巻70冊があるようです。
「伊達世臣家譜 第1-3巻 宝文堂」 と参考部分に記載がありましたが、国会図書館のデジタルコレクションでPDF化されていたので、略記でしたがまずはそれを確認しました。ここは全61頁。
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★参考メモ★
ザ・蝦夷 さんのサイト
下のページの表の家名に鹿股があった。
flom仙台 さんのサイト
調べるのはこうやるのだと参考になった。
書いてあったこと
漢文調でこの時代のものは内容があまり読み取れないのですが、キーワードの文字を探す感じで見ました。
P26 茂庭 の項目 人取橋、信夫郡
P28 大町 の項目 人取橋の役
P31 津田 の項目 豊臣秀次公謀叛。此時流言曰。?
P40 良学院 の項目あり ※修験者
まとめ
今回読んだ資料には、黒脛巾組は出てきませんでした。伊達世臣家譜には続編もたくさんあるようで、最初から読むより名前で調べることができるのでは? と少し思いました。