伊達政宗の諜報部隊とされている。足の脛(すね)に黒の革脚絆を巻いていたことからそれを組の印として、黒脛巾組と呼ばれるようになった忍者の集団を調べています。今日は時代小説の中からの安部對馬重定の記述です。
・この本について
・書いてある内容
・参考文献一覧
・まとめ
この本について
飯田勝彦氏の著作で、仙台のあづま書房から1985年2月に出た本のよう。詳しくはわからなかったが、アマゾンのページを見ると全国の武将ものを書いているわけではなく政宗公を専門に本を執筆されているようです。最も新しい中では2009年に、「名参謀 片倉小十郎」という本が出ていたようでした。
書いてある内容
「黒脛巾組、か、忍者」でつい、宮城県でいつも検索をしてしまうのですが今回は、安部對馬重定について鳥谷野の城の質問があったので、安部對馬重定ピンポイントで福島県立図書館に問い合わせをさせていただいていました。その中で、回答をいただいた部分になります。
「・・忍び衆「黒脛巾組」の頭目、安部対馬である。(中略)この阿部対馬自身も岩代信夫郡鳥屋野(福島県信夫郡)に舘を構える豪族、ということだが、その館も山野に隠れて模糊としてわからない、対馬は相馬勢との合戦に失敗をやったのを輝宗から責任を問われた際、政宗の取りなしで助命された者ともいい、また一説には、代々伊達の家臣でその禄を喰んでいたとも伝わる。が、全く謎の男である。」
ー伊達軍団の弓取りたち
参考文献一覧
はっきりしたことはわからないと書いてあったことがわかったが、巻末に、参考文献として記載があった。結構あるのだが、今度読むリストに入れておいて、見たら、またその部分の原文を写してあたっていこうと思う。こういうのをしばらくやっていくと、あ、これには載ってなかったな。とか、載ってるかも。とか、予想がつくようになるのだと思うけど、そこまでまだたどり着かない。本全体の参考文献だから、いっぱいありますなあ。館内資料だろうなあ。・・あっ、伊達史料集(上・下)校注・小林清治 は、天正日記が入ってたから買っていて、全部は読んでいなかったけど、持っていた!
・伊達治家記録 1-3 宝文堂
・伊達世臣家譜 第1-3巻 宝文堂
・東藩史稿 第1-3巻
・宮城県史 刈田郡誌 白石市史 松山町史
・宮城県の歴史 高橋富雄著
・伊達政宗卿伝記史料 茂庭家記録
・仙台領の戦国史 紫桃正隆著 宝文堂
・伊達政宗 小林清治著
・政宗に睨まれた二人の老将 紫桃正隆著 宝文堂
・仙台領戦国こぼれ話 紫桃正隆著 宝文堂
・仙台領キリシタン秘話<興隆篇>紫桃正隆著 宝文堂
・伊達史料集(上・下)校注・小林清治 ← ある
・随想葛西史 加藤ちとせ著 ひたかみ出版
・葛西四百年 佐藤正助著 NSK地方出版
・伊達政宗・戊辰戦争 平 重道著
・武将列伝 海音寺潮五郎
他
まとめ
部分的にではあるが、まったく手がかりがなかった時に比べれば少し見るべき本が集まってきて、良かったと思う。もうしばらくしたら、本を読む時間を少しづつこの時間として作って、ちょっとずつノックアウトで進めていくのが良いかなあと考えています。