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摺上原の戦いと黒脛巾組

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摺上原の戦いと黒脛巾組

伊達政宗の諜報部隊とされている。足の脛(すね)に黒の革脚絆を巻いていたことからそれを組の印として、黒脛巾組と呼ばれるようになった忍者の集団。今回は黒脛巾組が関係する「戦い」について調べた第2弾です。

・摺上原の戦い
・黒脛巾組との関係は
・日橋川
・地図
・まとめ

 

摺上原の戦い

1589年(天正十七年)、この地で伊達政宗と蘆名義広が合戦を行います。結果、政宗の一方的大勝利となり、会津の大名だった蘆名氏はこの合戦で滅亡。勝利で政宗は、現在の福島県の殆どと山形県の一部を有する114万石の大大名になった。

合戦歴史さんの動画から、政宗の覇業「摺上原の戦い」。相手側の連合軍がだんだん戦いの最中に関わらず、勝手に撤退していったりと足並みが揃っていかなくなっていった様子が良く分かります。

 

黒脛巾組との関係は

黒脛巾組が政宗に、この戦いで報告を行っていたとわかる記録を探します。太宰金七は会津でこうした内紛の情勢を事前に探りだしたこと、黒川にある風呂屋に太宰を忍び込ませた会津蘆名記の記述は、先日「会津蘆名記から黒脛巾組を考える」で見たとおり。

しかし木村右宇衛門覚書にも書いてあると、こちらで。このサイトを作られている千葉真弓氏は仙台で河北新報のかほピョンこども新聞で2011年から、『独眼竜政宗』の漫画を描いている方です。

漫画・独眼竜政宗「郡山合戦の時と摺上原の時の話」

この回は黒脛巾という語がはじめて出たのは木村右衛門覚書ではないか、よって政宗の口から黒脛巾という語が出たと言えるのではないか。また、木村右衛門覚書は書かれた時期が事象に近いので、江戸時代にできた伊達秘鑑と比べてより書いてあることが参考にできるのでは。ということが書いてありますが、他の記事も漫画の描写にはやはり史料が必要ということもあるので、何の史料を参考にしたか、それに対して専門家の方はどういうアドバイスをくれたかなど、とても詳しく細かい、何よりまたなぜそう思ったかという「視点」が入っていて、面白い制作裏話が読めます。

 

日橋について

摺上原の戦いにおいては、決戦の日、午後になり強い西風が東風に変わると一気に形勢が逆転し、そこで攻撃を畳みかけ勝利を得た。さらにあらかじめ逃げ帰る敵軍と戦場の間にある日橋を焼き落としておいたことでダメージを与えた。という部分で忍者の役割が出てきます。

あとより裏切有そ片時も早く落行とて。一度に崩引にけり。然處に内通者のしわざ成りけん。新つ橋を引落しける程に。

ー会津蘆名記

内通者のしわざで一度に(体制が)崩れた。「新つ橋」と書いているのは、「日橋」で間違いないかと思います。発音が同じなので。ただ、この内通者が黒脛巾組なのかの記述はここには記載がありません。

●片時(かたとき)・・一刻も。 ●落行(おちゆく)・・戦場から逃げる。 ●引落(ひきおとす)・・落としたり、倒したりする。ーコトバンク

ここでもうひとつ同じ摺上原の戦いについて書いてある、違う記録を見てみます。先ほどの千葉真弓氏のサイトの部分から、木村右衛門覚書にはどう書いてあったかを参照します。

かつせんの場ハよし、けふのかつせん勝利うたかひなしとおもひ、くろはゝき(黒脛巾)のもの四五人申つけ、此山のこしにつけ、なに事あるともかまハすにつはしへかけつき、何とそさいかくをもつて、につはしをやきおとせといひてつかハし、しほりてもたせたる日の丸のこはたを山さきにはりたつる。

ー木村右衛門覚書

今日の合戦の勝利は疑いなしと考え、山さきにはりたてた日の丸のこはたを持たせて黒脛巾のもの4、5人に申し付けた。この山の山裾につき、何としてでも日橋へかけつけ、あらゆる手段を使って日橋を焼き落とせと行った。といった意味になっていると思います。よく歴史小説の読み物のようなものではここで、もと修験者の大林坊俊海が登場してその役割を果たすことになる描かれ方をするのですが名前までは今のところ、確認がとれていません。(私もどこかに出てきてほしいんです。大林坊さ~ん。どこにいるの~。)

 

現在の摺上原の地図

周りには猪苗代湖、野口英世記念館、アルツ磐梯などがあります。会津若松駅から翁島駅まで磐越西線で電車で行くのもありかもしれません。(その後2キロ、徒歩約25分。)猪苗代~喜多方~会津若松方面は何度か行ったことがあります。ただ喜多方ラーメン、夕方はほぼ閉まってしまうのでなるべく早い時間帯に行って先に食べるのがお薦め。

4travel.jp 口コミ

磐梯山ジオパークG-46

 

まとめ

今回は天正十七年の摺上原の戦いにおいて、重要な情報の伝達を黒脛巾組が行っていたという点に焦点を当てて、記述が出てくる文章を探しました。

今度しらべるリスト
・郡山合戦

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