essay

火をつけるテクニックは未来の仕事に通じる

  1. HOME >
  2. essay >

火をつけるテクニックは未来の仕事に通じる

暖炉に火をつけるテクニックとプログラミング学習での自動ループの学びから、未来の仕事のやり方について考えてみた。

■どういう意味?

・暖炉の話です

いつも私はしないのだけれど、年末年始のお休みの時、家にある暖炉に、朝、自分で火をつけてみようと思いやってみた日があった。1月2日のことだった。どうやってつけているのか、考えてみるとわからない。馬と触れ合うことができる場所で屋外で薪割りや火をつけてソーセージを焼いてみようといったプログラムに仕事で参加したことがあった時のことを思い出してみた。その時は松ぼっくりだったか、油の多い葉っぱが用意されていて、それに火起こしの金属をすり合わせる道具を使って脱脂綿に火花を移し、小さい割り箸ぐらいの木を積み上げていきながら、継ぎ足しながら、どうやったら上手に火をいい塩梅に保っていけるかというやり方だった。

・うまくいかない

太い木と、割合に細い木が分厚い皮の手袋と一緒に暖炉の横に置いてある。とりあえずチャッカマンみたいなので細い木の端を炙ってみた。ここに火がついて燃えてくれさえすればいいのだ。しかし一向に木が黒くなるだけで何回もチャッカマンをカチカチしながら割り箸を折って入れたり段ボールをちぎって入れてみたりしたがだめだった。黒くなった中に、時々赤い点々が見えた。息を吹いてみたりしたが、どれも小さくなって色は黒一色になっていくばかり。その日は20分くらい格闘したけれど、結局ヒーターのスイッチを入れたのであった。

■火が燃える仕組み

・暖炉で考える

割り箸に火をつけた時は、2分くらいではあったが大きな赤い火がたちのぼり、うまくいったかのように思えた。そこに新聞紙やら段ボールやらをつぎだして、一見うまくいったように見えたがそれがより大きい木にうつっていかないでいつも消えてしまう。狙った大きい木の角は若干の煙が出て黒くなっている。チャッカマンだけでカチカチやっている時は温度も上がらないのか、まったく火がつく気配はない。しかし、割り箸でクロスにした山を下に置けば、短い時間ではあったが継続して温度が上がり、うまくいきそうな雰囲気があったのだ。つまり、おそらく、小さい火を継続してうまく出しておければ、次の大きい木に火をうつすことができるということなのではないか。(あとで家族に聞いたところ、いつも着火剤を使って火をつけているとの話だった。邪道だ。)

・全然別の話

何年か前からプログラミングをやってみたいと思って、オンラインで学べるpaizaだったりudemyだったりで少しずつやってみては向いてないと諦めをずいぶん繰り返している。ここ半年はある言語の資格試験(といっても、基礎のものだが)にチャレンジしては落ちるということをやっている。何かを解決したり、作ったりするためにプログラムを学習するのであって、なんとなく学習するのが一番良くないと最近いろいろなところで見るようになって、インプット型のやり方を、変えてみようと思っているところなのだ。この話は関係ないようだが、火起こしの時になんとなく自分の中で繋がってきた。

■自動ループの仕組み

・forループ

私はpythonをやってみようと思って今のところいろんな方法を試しているが、言語にかかわらずコンピューターには共通している性質の特徴的なところとして繰り返し機能があるという部分があった。なかなか二重になってきたり、簡単に書ける記法があったりスムーズに理解ができないがここは大きな活かすべきメリットであることはわかった。また、この機能を上手に使えることが大事だ。

・自動化のテクニック

問題をやっていく時に、流れの中でくくれる、まとめられる部分があり、それがキモなのだが、そこが見つけられずに、一回ずつ書いた方が早い・・・となりがちだった。ゴールから見ればそんなことは絶対になく、作業数が多いほどそれは自分に返ってくるはずなのだ。つまり、短いコードの中でも、そこで自動化の塊を作れるかどうかが重要なのでは? と思うようになった。

スポンサーリンク

■小さい割り箸とforループ

・2つの共通点

もうおわかりかもしれないが、小さい火をキープできれば、大きい木に火がうつる。それは毎回チャッカマンをカチカチやってガスを浪費するより効率が良い。ある意味で自動化の塊なのではないかと感じたのだ。もちろん、物理的なものと画面の中では違うが、考え方のスコープみたいなところが共通しているような気がして、それを見つけられたことが少し嬉しくなった。

■仕事の自動化

私は会社員時代に翻訳や秘書サービスの個人事業主を開業した。自分ひとりの屋号だ。最初の依頼の時、無事納品できて、自分で自分の口座への請求書が出せた時は嬉しかった。しかし自分は1人しかいないので、どうしてもできる仕事の時間は限られてしまう。自分以外の自分が働いてくれるような自動化のマインドがこれからもっと必要になってくるだろう。このことは貯金と投資にも当てはまるように思う。お金に働いてもらう投資というのは言い換えれば自動化なのではないだろうか。システムを作る、自分で全てやらないで人に任せるということは、もう言われてずいぶん久しいことかもしれないが、着けてもらった暖炉の火を見ながらそんなことを考えたお正月だった。

火がうまく燃えている暖炉

-essay
-

Copyright© Ninja lifestyle , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.