要人にお仕えするのが忍びの大切な役割。護衛といえば現代ではSP(エスピー)がその道のスーパープロフェッショナルですね。なんと日本国内に、SPについての専門学校があるのです。これは気になりすぎるということで短期集中コースを実際に体験してまいりました!
もくじ
- 身辺警護SP学院とは
- 講師はなんと元総理大臣SP
- 通ってみたくなったあなたへ
身辺警護SP学院とは
さいたま新都心駅の最寄りにあります。国内唯一の本格的警護教育を受けられる機関です。テレビ、映画の取材協力・監修も数多く行っていることでも有名です。新都心駅から徒歩5分くらいの再開発エリアにあり、利便性抜群。徒歩圏内にショッピングモールのコクーンシティがあり、無線をつけて実際にチームで人混みの中で、要人警護実習が行われます。
講師はなんと元総理大臣SP
SPを職業として名乗れるのは一般的には、警視庁警察官です。スーツに赤ネクタイのイメージがあると思います。しかし警察に入れなくても、身辺警護SP学院では総理大臣をはじめ、数多くの国賓VIP・来日要人警護のSPを実際にされていた元警視庁の伊藤先生から直々に、SPのいろはを伝授いただくことができるのです!
カリキュラム内容をかいつまんで紹介すると、座学(要人警護概論)と実技(車両を使った警護、人混みの中での警護)の二本立てとなっています。
特筆すべきはその後、決められた警護スケジュールに沿って、実際に受講中に学んだことを活かしながら自ら導線を考え、下見スケジュールを立て、警護者を警護する動きについて、後からフィードバックをいただけるところまで組み込まれていることです。実際、動いてみると注意していなければならないポイントがたくさんありますので、どこを優先させるか? ということを常に考えていなければいけません。さらに、もちろんですが、先生がどこから見ていたかということは、全くわかりません。まさに以下の術を会得しておられる先生のプロの技も合わせて体感することができるのです。
★今回の忍術ポイント★
”人相応を知るべき事。言うはおのれ常になれたる業をもって敵にとり入るを相応というなり。おのれ常に仕なれざる業にて取り入らんとすれば仕損じ多し。これを相応を知るという。” ー『当流奪口忍之巻註』
日頃から慣れている手段で事を行わなければ仕損じる可能性が高い。つまり考えなくても頭が反応して、瞬時に行動することができるようになるまで意識を高めておく必要がある。無意識に体が反応するまで訓練すること。
引用:忍者はすごかった 忍術所81の謎を解く(幻冬舎新書)・山田雄司著
通ってみたいあなたへ
もしあなたが私と同じように社会人だとしたら、連続5日間にカリキュラムを凝縮した短期集中コースの講習がおススメです。
半年に1度くらいの割合で、短期講習が設定され、発表されていますので身辺警護SP学院のホームページをチェックするのが良いでしょう。受講料は105,000円ですので、ぜひ宿泊を工夫しましょう。
こちらはベッドだけあればいいという人向けですが、4日で約1万円の値段で泊まることができました。雰囲気も清潔で、日替わり朝食つき。
新都心から電車1本で通えるので講習受講中の宿として非常におススメのゲストハウスです。短期講習カリキュラムが発表されたら忘れず、早めにネット予約しておさえてしまいましょう。
誰かを守ることは日常生活においても接客業においても必要なスキルです。また、先を読むということにおいての訓練としても大変有効なカリキュラムになっています。独学、座学では限界がありますので、洗練された警護のスキームを、プロフェッショナルから直々に教わることで自信が持てるようになります。ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。